目から鱗

日経ビジネスの今週号(2006.1.9号)を読んだ。

ここで紹介されていた2社に心の底からぶったまげた。
思わず電車の中で「ヒェー!」と叫びそうになった。

まず1社目は「フィデック」。http://www.fidec.co.jp/

ドンキホーテなどにの取引先に対して買掛金の管理、支払いなどを請け負う、いわゆるアウトソーシングサービスを行う。
そして、買掛金の支払い先に対して通常支払日より前倒しで支払う。(当然手数料を取る)これは銀行が行っている「手形割引」と同じで、いわば金融業だ。
ドンキホーテの信用力さえ見ておけば、いちいち支払い先の信用力を考える必要はない。(遅かれ早かれドンキがどうせ支払うのだから)
さらに、買掛金の管理を受託していることにより、本当に仕事をした相手なのか確認することが可能だ。
これら2つのサービスを組み合わせたところが秀逸。どちらも身近な仕事なのに全く気がつかなかった。


そして2社目が「リプラス」。http://www.re-plus.co.jp/ja/index.html

家を借りたい人から家賃の半月分(2年目以降は1万円)を受け取り、保証人になるサービスを行う。親戚や友人に保証人になってもらうのはなかなか頼みずらいこと。この金額で保証人になってもらえるのなら、利用する人はいくらでもいるだろう。
「家賃は自分が払えると思った金額に納まっているもの。借りようとした時点で審査はほぼ終わっている」という考えに目から鱗
さらに不動産管理業者から回収や督促といった管理業務を受託し、後ろ向きの仕事から解放している点も見逃せない。「遅延者を延滞者に育てない」ことでこれまでの回収不能はゼロに近い数字。

どちらも身近にあるものを思いもかけないビジネスにしている。
言われてみれば「ナルホド」である。恐れ入りました。

もっと知りたくなった方はぜひ「日経ビジネス」をお読み下さい。
(当方は「日経ビジネス」の関係者ではありません。念のため(笑))