2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ローマ人の物語43 ローマ世界の終焉(下)

自分自身に自信が持てなくなった人はしばしば、ちがいをことさら強調することによって自信をとりもどせた気になるからだ。 (16ページ)少数の勝者で多数の敗者を統治しなければならない場合の鉄則は、既存の統治階級の温存、につきる。既成階級を変革した…

脱会議

組織で成果を出すために、「誰が、いつまでに、何を、どれくらい、どのような方法で実施するのか」についての行動計画を決め、実際の結果と予測とのギャップを埋めるために「何をどう改善するか」を考えるのがマネジメントの基本です。 (88ページ)会議と…

ローマ人の物語42 ローマ世界の終焉(中)

特権を有する人々が閉鎖的になるのは、人間性の宿命でもある。 (38ページ)自身で経験したことにしか考えが及ばないようでは、官僚はやれても政治家はやれない。 (58ページ)大事を成すには、情熱的でエネルギッシュであるだけでは不充分で、そのうえ…

ローマ人の物語41 ローマ世界の終焉(上)

人間ならば誕生から死までという、一民族の興亡を書き終えて痛感したのは、亡国の悲劇とは、人材の欠乏から来るのではなく、人材を活用するメカニズムが機能しなくなるがゆえに起る悲劇、ということである。 (カバーの金貨について)人間の運、不運は、その…