銀閣寺

akiweb2007-07-21


所要で京都へ。
説明付きで銀閣寺の襖絵を見る機会に恵まれた。

池大雅の「琴棋書画図」。仙人たちが琴、棋、書、画を楽しんでいる絵だが、釣りをしている仙人もいる。これは池大雅本人だそうだ。
与謝蕪村の「飲中八仙図」は酔っ払っている仙人たち。池大雅の「琴棋書画図」といい、ユーモアの精神があり見ていて楽しい。さらに「棕櫚にハハ鳥図」(ハは口偏に八)や普段は見ることのできない「山水人物図」。

いくつかは最新技術を使ったデジタル複製画だそうだが、まったくわからない。凄い技術だ。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007061200132&genre=J1&area=K10

そして最後は奥田元宋の「薫園清韻」「流水無限」「湖畔秋耀」で春、初夏、秋を楽しむ。
特に「流水無限」は障子を開けると外の庭園と一体になり、庭園から聞こえてくる流水の音が絵の流水と重なり最高に贅沢な空間となる。パンフレットにある通り、後世に残る傑作である。


十人ちょっとという少ない人数で回れたこともあり、とても贅沢なひと時となった。