桑田真澄引退

小学生の夏休み、PL学園1年生で甲子園を沸かせたKKコンビ。
清原もかっこよかったけれど、なぜか初めて見たときから桑田派だった。

それから20年以上経ち、僕が30代半ばになるまで現役の姿を見せてくれた。感謝。応援しがいのある選手だった。

中高生の頃、「努力」という言葉を嫌いだったのだけれど、桑田の背中を見ていて好きなことを一所懸命やるのは格好良いことだと感じた。

彼がダイビングキャッチを試みて右肘を大怪我したとき、人生は思うように行かないこともあるということや、何か辛いことが起きた後の行動でその後の未来が大きく変わることを知った。

古武術に取り組み、その体の動きを取り入れたことからは、好きなことを一所懸命やっている人は一流と呼ばれるようになっても常に改善に向けてトライするのだと教わった。「好きだから、もっとうまくなりたい」と語る彼の言葉には説得力があり、ストンと腑に落ちた。

誰かに格好良いと言われるために何かをするのではなく、自分がやりたいと思うことのために何でもやるのが後悔しないコツなんだと教わったのは、成績が上がらず、「もう引退した方がいい」と言われながらも野球をやり続けた彼の姿からだった。

今日のスポーツニュースで清原も言っていたけれど、「かっこえかったよ。」
長いこと格好良い姿、楽しんでいる姿を見せてくれたありがとう。
僕の中の「背番号18」はこれからも桑田真澄なんだろうな。