緊急経済対策・印紙税やめませんか

麻生総理が緊急経済対策を発表した。
ニュースを見る限り、高速道路料金の引き下げなど評価できるものが多いようだ。(トラックなど商用車の高速道路料金も廉価な定額制を打ち出せばもっと良いのだけど)

残念ながら今回の発表に印紙税の廃止は入っていなかったが、かねてから悪税だと思っている印紙税を廃止してはどうだろうか。

印紙税はお金のやりとりをする際や契約を結ぶ際に発生する。(住宅を購入したことのある人は数万円の印紙を契約書に貼った覚えがあるだろう)

消費税は付加価値にかかり、法人税は利益、所得税は所得に対してかかる。
いってみれば稼いだ金額、儲かった金額に対してかかる。これは正論だと思う。
これに対し印紙税は利益のまったく出ないような取引に対してもかかる。取引コストが高くなる。印紙は郵便局などで買わなければならないので手間暇もかかるし煩わしい。この税は取引を阻害する方向に働く。

経済を良くするためには、人・物・金の移動をスムーズにすることだろう。
本来は消費税を導入する際に廃止すべきではなかったのだろうか。


Webで検索してみると、民主党桜井充氏が平成17年に国会で質問したようだ。
http://www.dr-sakurai.jp/03/q-h170307.htm
これに対する答弁を読むと、印紙税は平成17年度予算で約5千億円の税収だという。

可及的速やかに廃止して、数年後の消費税率アップの際に吸収すればよいと思うのだが、どうだろう。