ローマ人の物語18 悪名高き皇帝たち(二)

エキセントリックな性格の人の内心は、小心者であることが多い。小心者は、他社の中に味方を開拓しようとするよりも、、味方とはっきりしている者で自分の周囲を固めたがる。そしてこのような性格の人にとっての見方は、血縁者であることが特徴だ。
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浪費とは、それがなんであろうとエスカレートする宿命をもつ。
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放漫財政は維持しながらも財政の健全化は急務、という難問の解決を迫られた人が、困り果てたあげくに姑息な手段に訴えがちであるのはしばしば見られる現象である。
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政治の実践とは、ニュースがなければうまくいっている証拠と言われるくらいに地味で、それでいて一貫性を求められる責務なのである。
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